両親の想いを受け継ぎ 実家を手放さない「空き家再生」で活用
2023年11月22日 10時00分 和工房株式会社
東海3県(愛知県・岐阜県・三重県)で空き家再生事業を展開する和工房(本社:愛知県半田市愛知県半田市 土井山町1丁目200番地 代表:松久保正義)が、2021年8月より開始した空き家活用の仕組み「ヤモタス」では、新たに愛知県東海市の空き家を再生いたしました。
全国で1年間に約6万件の空き家が増え続ける中、売りに出したり、活用されている空き家はわずか3.5%。大半の空き家は所有者が手放すことができず、放置されているのが現状。その背景は、相続で話がまとまらない、不動産価値がない、両親の想い出の家だが遠方で管理できない、といった理由がほとんどです。
一方で、来年である2024年(令和6年)4月1日から、不動産の相続登記の申請が義務化されます。しかも相続登記の義務化が施行される以前に相続した不動産についても、遡及して適用されます。今後は取得した不動産は必ず登記しなければならず、必ず固定資産税が発生します。空き家を放置しているだけで、多額の費用がかかる可能性があるのです。
この状況を打開し〝空き家を手放さずに活用できる仕組み“が「ヤモタス」です。空き家の所有者と借り手の橋渡しとなり、放置されている空き家を再生します。
「ヤモタス」では、これまでに244件のお問合せ、24件の契約(2023年10月24日時点)を結び、そのうち22件について一戸建て賃貸住宅として運用中です。
そのうちの1つが、愛知県東海市の築45年の空き家です。所有者の方は、ご両親が他界し実家を相続したものの現在別に住まいがあり、二軒分の手入れをすることができませんでした。しかし亡くなられたご両親のことを思うとすぐに売却することができず、維持するにも費用がかかることから悩まれていました。
そこで、売却することなく工事費用もかからないヤモタスにご依頼くださいました。そして先日工事が完了し、入居者募集からわずか2日で入居申込が入る人気物件「ヤモタス名和」として生まれ変わりました。
空き家は所有するだけで維持費がかかりますが、「ヤモタス」を利用することで、所有権を手放すことなく、無償で美しくリフォームされ(リフォーム費用はヤモタスが負担。入居者の募集・運用もヤモタスが請け負う仕組み)、一戸建て賃貸住宅やシェアハウスなど様々な形で有効活用されます。そこから入ってくる家賃収入を、固定資産税の支払いなど「空き家を持つだけで必要な費用」に補填することも可能となります。
空き家に悩む一人でも多くの方に、解決する選択肢として「ヤモタス」を知って頂き、弊社が培ってきた空き家再生・活用事例、知識・ノウハウで、お役に立ちたいと考えています。
大変お忙しいとは存じますが、メディアのお力で空き家の現状や活用について広く知って頂くきっかけをいただけますと幸いです。
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