【放射線治療開始】新松戸高精度放射線治療センター 2024年1月9日(火)稼働開始 新松戸中央総合病院

2024年2月1日 10時00分 新松戸中央総合病院

切らずに治すがん治療。医療法人財団明理会 新松戸中央総合病院(千葉県松戸市新松戸1-380)では2024年1月9日より放射線治療を開始します。がんの4大治療と言われる手術・薬物療法・放射線治療・免疫療法の全てを当院で提供することが可能です。

新松戸高精度放射線治療センター(通称:SMARTセンター)は、3台の放射線治療装置とPET/CTを導入し、放射線治療の適用となる全てのがんを対象にした治療を開始します。

放射線治療は「なんとなく怖い」「副作用が心配」等のイメージがあるかもしれませんが、現在は治療技術の向上に伴い、正常組織へのダメージが少ない治療を行うことができます。日本のがん治療において放射線治療が占める割合は3割程度ですが、欧米では6割が放射線による治療を実施していると言われています。

放射線治療は、切らずに治すがん治療として、体にメスを入れることなくがん細胞を死滅させることができます。通院治療がメインとなるため、仕事や家事などの日常生活を送りながらがん治療を行えるなど、メリットの多い治療法の一つです。

■新松戸中央総合病院 放射線治療の特徴■

①JR新松戸駅から徒歩3分の好立地

放射線治療は、一般的に月~金、週5回の治療を1週間~7週間ほど受ける必要があります。当院は、JR新松戸駅から徒歩3分と通いやすい立地なので、長期にわたる通院治療にもとても便利です。

②東葛地区では唯一となる高線量率小線源治療が可能

高線量率小線源治療は、放射線源を一時的に体内へ挿入し、腫瘍へ直接放射線を照射する高精度放射線治療です。周辺組織への被ばくを最小限に抑えることができるため、合併症や二次性発がんが起こる確率が低くなることが期待されます。治療後は線源を抜去するため体内に放射線源が残ることはありません。子宮頸がんや前立腺がん、舌がんなどの根治的治療に有効な治療法です。

■主な導入機器■

True Beam「直線加速器放射線治療装置」

リニアックとは直線加速器とも呼ばれる汎用型の放射線治療装置です。 True Beamは多くの放射線治療施設で広く導入されている放射線治療装置ですが、治療を必要とする部位に対して必要な照射をより正確に実施できるよう改良されているタイプの装置です。あらゆる部位のがんに対応しています。サブミリメートル単位の高精度な駆動制御で、より腫瘍に限局した照射を実現します。非常に大量の放射線を発生できるので短い時間 (10-20分程度)で治療が可能で、時間的な負担を軽減します

小線源治療装置「Flexitron」

高線量率小線源治療(HDR)は、一時的に体内へ線源を挿入し、 治療後は抜去する治療法です。リモートアフターローディングシステム(Remote After-Loading System:RALS)をという機器を用いて行います。アプリケータと呼ばれる器具を腫瘍のそばもしくは腫瘍に直接挿入し、その中に遠隔操作で放射線を放出する小さな粒の線源を送り込み腫瘍の近くから照射します。 HDRは線源から離れると線量が大幅に減少するため、周辺組織への被ばくを最小限に抑えながら、腫瘍に短期間で大量の線量の照射が可能です。 当院は、腔内照射、組織内照射の双方が可能です。

PET/CT

FDG-PET/CT検査はがんの画像診断のひとつで、がんの悪性度・進行度と同時に原発巣転移部位などを一度に検索できます。主な適応症例は、がん(悪性腫瘍)、心サルコイドーシス、大型血管炎(高安動脈炎・巨細胞性動脈炎)です。

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