ピクトグラム株式会社（本社：愛媛県松山市、代表取締役：峰岡 孝平、以下 ピクトグラム）は、建築現場向け業務支援カメラサービス「コネクトカメラ」が、愛媛県デジタル実装加速化プロジェクト「トライアングルエヒメ」に採択されましたことをお知らせいたします。

トライアングルエヒメは、愛媛県内を実装フィールドとし、先進技術を用いて愛媛県内の地域課題解決を行う事業を募集したものです。ピクトグラムは本プロジェクトにて、愛媛県内で賛同いただいた自治体や事業者とタッグを組み、コンソーシアムを組成しての活動を開始予定で、県全域へのデジタル実装に向けての事業プロジェクトを稼働いたします。
愛媛県デジタル実装加速化プロジェクト「トライアングルエヒメ」への事業採択について

ピクトグラムが開発・提供する現場カメラを利用したコネクトカメラ事業が、愛媛県が主催する愛媛県デジタル実装加速化プロジェクト「トライアングルエヒメ」に採択されました。デジタル技術の実装や県内への横展開の実現性等の高い事業が選定されます。採用された事業は、委託費用として1案件あたり最大3千万円（二次採択枠は2千万円）の実装委託費を受けることができます。

今回は私たちは実装委託費を利用し４つの項目を検証したいと考えております。

１つ目は施工管理アプリとの連携による職人への現場映像共有の検証です。工事関係者全員に映像を配信することで、働き方の変革がどのように生じるかについて検証します。

２つ目はボイスメモ・自動テキスト化による伝達ミス削減の検証です。伝達ミスでの手戻り、伝達ミスでの誤発注、伝達ミスでのクレームなど伝達ミスで起こり得る時間ロスは生産性に直結します。ボイスメモ・自動テキスト化システムによって何件伝達ミスを減少させることができるのかについて検証します。

３つ目は内装カメラ開発による上棟後の業務改善検証です。電源コードがなくバッテリーで約2ヶ月稼働する内装カメラを開発し、室内に設置することで職人の出戻り防止や遠隔での進捗確認を実現させます。定点カメラと内装カメラを併用することで現場訪問回数を大幅に削減することが見込まれます。内装カメラ導入によって職人の出戻りや現場訪問回数がどのくらい削減できるのかについて検証します。

４つ目は現場単位のデータ保存による施主向けの現場共有の検証です。現場映像を施主に共有することで施主の現場訪問回数の削減や打ち合わせ時間の削減が見込まれます。また、常に現場を確認することができるため安心感を提供でき顧客満足度の向上が見込まれます。施主に映像を共有することによってどのくらい利用されるのかについて検証します。

この取り組みにより、我々は愛媛県のデジタル化プロジェクトに貢献し、地域の発展に寄与することを目指しています。

愛媛県デジタル実装加速化プロジェクト「トライアングルエヒメ」とは

当事業は、令和5年度 愛媛県デジタル実装加速化プロジェクト「トライアングルエヒメ」の 採択事業として実施するものです。事業の詳細についてはWEBサイトをご覧ください。
https://dx-ehime.jp/

【事業概要】
愛媛県内を実装フィールドとして、多様な産業領域における地域の課題に対して、愛媛県が 民間事業者(コンソーシアム含む)から企画提案を募集し、デジタル技術の実装や県内への横展開の実現性等の高い提案を採択。採択プロジェクトには、現地の事業者とコンソーシアムを 組成、課題解決につながるデジタル・ソリューションの実装検証を行います。

建築現場に特化したサービス「コネクトカメラ」

　建築現場向け業務支援カメラサービス「コネクトカメラ」は建築現場に特化したカメラで工事関係者全員に映像を配信する仕組みを提供しています。カメラのタイプは120°広角カメラ、360°魚眼カメラの２タイプを提供しており、狭小住宅にも対応できるという点が強みにあります。また、【シェアNo.1】施工管理アプリ「ANDPAD」と連携することで職人がアプリをインストールする手間を無くし、誰でも手軽に利用することが可能となっています。

現場の映像を工事関係者すべての人が確認をすることで以下の３つの効果が期待されます。

１つ目は業務時間の削減です。業務内容の中でも現場訪問回数は年間で500回以上（年間施工棟数15棟の場合）になり、業務時間の大部分を占めています。そこで現場にコネクトカメラを設置することによって訪問回数を大幅に削減し、業務時間の効率化に繋げることができます。映像で現場を確認することで移動時間を40%削減することができたという事例もあります。業務時間の削減をすることによって完全週休二日制の導入や施工棟数の増加を実現することが可能となっております。

２つ目は伝達ミスの削減です。「現場映像」と現在開発中の「ボイスメモ・自動テキスト化システム」を利用することによって工務店、職人、施主の伝達ミスを削減することができます。伝達ミスを削減することによって、ミス・手戻りの削減や電話数の削減にもつながります。その結果、生産性の高い働き方を提供することができます。

３つ目は顧客満足度の向上です。現場の映像を施主にも共有することで、時間や場所にとらわれず確認していただくことができます。雨の日や台風の日など現場に行けないが現場を確認したい時に利用していただくことで安心感を提供することができます。また、弊社のシステムを利用して頂きタイムラプス映像を施主にプレゼントすることで顧客満足度が向上したというお声も頂いております。

このように工事関係者全員に映像を配信する仕組みを提供することによって今までにはない働き方を実現することができます。私たちはこれからも建築現場に特化したカメラを提供し、建築業界がより良い働き方を実現できるようにサポートして参ります。